ご挨拶

アジア消防長協会会長
東京消防庁消防総監
市 川  博 三

 第34回アジア消防長協会総会が日本の名古屋市で開催されるにあたり、会員の皆様をはじめ、アジア・オセアニア地域、さらには世界中の消防防災関係者の皆様にご挨拶を申し上げます。

 近年、世界各国において地震をはじめ台風、集中豪雨、火山噴火、林野火災及び土砂災害など多種多様な災害が発生しており、多くの尊い人命や貴重な財産が失われております。

 さらに、近年では、世界的な気候変動等の影響により、これらの自然災害が激甚化、頻発化しており、人的被害など未曾有の危機をもたらしています。

 このような状況の中、我々消防長をはじめ消防防災関係者は、国、地域を越えた協力体制を築き、災害から住民の生命、身体、財産を守るという崇高な使命達成のために、全力で取り組まなければなりません。

 このたびの総会において、アジア・オセアニア地域の消防長をはじめとする各国の消防防災関係者が一堂に会し、共通する諸問題等について情報交換を行うことは大変意義深く、消防行政の更なる発展と災害対応能力のますますの向上に大きく寄与するものと確信いたします。

 会員の皆様をはじめ、多くの消防関係者のご参加をお願い申し上げ、挨拶といたします。

IFCAA2026NAGOYA実行委員会委員長
名古屋市消防局 消防局長
伊 藤 一 義

 IFCAA  2026  NAGOYA(アジア消防長協会総会、全国消防長会総会、国際消防・防災展)を、国内はもとより、アジア・オセアニア各国・各地域から多くの消防関係の皆様を名古屋市にお迎えして開催できること、大変光栄に思います。

 ここ名古屋市は、尾張徳川家に代表される歴史や文化を今に伝える名古屋城をはじめ、伝統工芸や食文化が息づく都市として発展してまいりました。2026年はアジア最大のスポーツの祭典であるアジア・アジアパラ競技大会も開催される予定です。多くの方々に本市を訪れていただく絶好の機会となり、アジア・オセアニア地域との繋がりを深める特別な1年になると考えています。

 さて、近年、アジア・オセアニア地域では林野火災、集中豪雨、地震、津波など大規模な自然災害が多く発生しており、毎年、多くの尊い命や財産が失われています。こうした状況の中、消防機関は地域の安全・安心を守るという崇高な使命を住民から期待されており、国や地域を超えた協力体制の重要性が一層高まっています。

こうした中で、国内外の多くの消防関係者が一堂に会し知識・技術・経験の交流や意見交換をすることは大変意義深く、各国・各地域の消防行政の発展に大きく寄与するものと確信しています。

結びに、IFCAA 2026 NAGOYAが参加されたすべての皆様に多くの成果をもたらし、有意義で実りのある場となることを心から祈念申し上げます。

上部へスクロール